10月31日にNHK総合テレビで放送された『かんさい特集「ブロードウェイを笑わせろ!」-“ニューヨーク繁昌亭”への挑戦-』の全編動画です。英語落語家の桂かい枝さんの存在は数年前に見た「英語でしゃべらナイト」で知っていたのですが、改めて見てみたら更に英語が上手になってるという印象を受けました。
学生時代から海外に憧れを持ち英語が好きだった桂かい枝さんは、1997年20代後半の時にアメリカ人の友人に落語の面白さを理解してもらえなかったのをきっかけに英語落語を開始、以降世界12カ国で200回もの英語落語の海外公演を行い、世界中に日本の伝統文化・落語の楽しさを伝えてきた。
今回の動画ではそんな桂かい枝さんの2008年4月からの半年に及ぶ全米RAKUGOツアーの様子を取り上げた物です。かい枝さんと同じ寄席に参加した桂三枝さんはバックスクリーンに英語字幕を映し日本語で落語を披露し大喝采を浴びました。さすが師匠すごいですね。
○10月31日放送NHK総合テレビ『かんさい特集「ブロードウェイを笑わせろ!」-“ニューヨーク繁昌亭”への挑戦-』動画
桂かい枝「ブロードウェイを笑わせろ!」part1
桂かい枝「ブロードウェイを笑わせろ!」part2
桂かい枝「ブロードウェイを笑わせろ!」part3
桂かい枝「ブロードウェイを笑わせろ!」part4
桂かい枝「ブロードウェイを笑わせろ!」part5
文化の壁・言葉の壁と戦いながらも、英語でアメリカ人を大笑いさせてるのはすごいです。桂かい枝さんが英語落語を始めてもう10年以上経ってるので、アメリカ人の笑いのツボなどもだいたい分かってるはずですが、それでも壁は厚く、ネタに悩んだり思うようにウケが取れなかったりするようです。
かい枝さんの英語は日本人っぽい英語ですが、それでもちゃんと通じてるし、ジョークを言うとお客さんも笑ってくれてます。ダジャレを言う時は発音が似た単語を発音し分けることが必要なので、明瞭な発音を見につけるのには相当な苦労が要った事でしょう。
ネイティブと同じようにしゃべれるのは無理なのは当たり前なのだから、失敗を恐れることなく英語でコミュニケーション取ってみるというのがやっぱり英会話上達の一番の方法なんだなと思っちゃいました。彼の英語は完璧な英語ではないかもしれませんが、ネタの内容はともかく英語そのものに対する不安はなさそうですし、何より英語を楽しんでいるように見えます。
かい枝さんのように率先して素晴らしい日本文化を世界に紹介し、実際にその面白さを知ってもらうという活動をしている日本人、大変尊敬します。日本の若者には落語はあまり人気ないのですが、海外の若者が落語を見て爆笑してるのを見ると何だか日本人として嬉しいですね。
それにしてもかい枝さんの奥さん美人。。。
彼の英語落語をもっと聞きたいという方は下の動画をどうぞ。