15日に大相撲の三月場所が始まり前回の一月場所で久々の優勝を飾った横綱朝青龍の連覇が期待されていますが、その朝青龍関の稽古部屋の稽古の様子や神事、食事、休憩の風景を取り上げたナショナルジオグラフィックの動画を紹介します。日本人の私たちが普段目にしている華やかな試合、競技としての相撲ではなく、力士達の日常や儀礼を取り上げた映像なので、外国人だけではなく日本人にとっても相撲をより理解するために非常に有用な動画です。
○朝青龍も出演、相撲レスラーの過酷な稽古と日常を紹介した海外動画 – YouTube動画
大きな体の力士達が一斉に軽々と腕立て伏せをしている場面、回しをつけたまま料理を作る場面、力士がビールを大量に飲む事などがちょっと意外で驚きました。
動画のコメント欄でも伺えるように多くの外国人は(我々もそうだけど)競技面の相撲にばかり注目してしまうから、力士が太りすぎてるのは無駄だとか、実際には他の格闘技の方が強いと思ってしまいがちですが、相撲はスポーツでもあり伝統文化でもあるんだなとこの動画を見て再認識させられました。
試合での勝利には直接結びつかないとしても、古来から強さの象徴であるお相撲さんは体を大きくし力士像に答えることが求められるし、相撲は神事としての役割も担っているため力士は礼儀を徹底的に学ぶ。文化面での相撲も理解できればより相撲の魅力が分かるんだろうなぁ。