コンピュータ技術の発展、冷戦という社会情勢を背景にARPANET(アーパネット)が誕生し、それが後にINTERNET(インターネット)の誕生へとつながっていく過程、及びアーパネットとインターネットの仕組みを、アイコンを使ったアニメーションと分かりやすい英語で解説した動画です。内容は特に後半専門的すぎるかもしれません。
○インターネットの歴史(History of the Internet) – YouTube動画
「2009年のインターネットでは、我々はメールを送ったり、ネット経由で電話をしたり、興味のある話題について議論したり、銀行でさえネット上にあります。
しかし、このように今日当然だと思ってやっていることは、50年前には、ほんの漠然としたアイデアとして存在しているだけだったのです。
我々がどのようにこれらのことを成し遂げてきたのを理解するためにも、すべてがはじまった1957年までさかのぼってみましょう。」
動画で見るインターネットの歴史、1957年〜2009年:next global jungleより引用
という冒頭から始まります。
大体のあらすじだけ追っていくと・・・、
- 1957年以前はコンピュータは一度に一つの作業しか出来ないバッチ処理(Batch Processing)の時代
- 1957年タイムシェアリング(Time Sharing)システムの発明で複数のユーザーが同時に一つのコンピュータを利用できるように
- 冷戦真っ只中の同年、宇宙開発においてアメリカよりも遅れていたと思われていたソ連が、人類初の人工衛星の打ち上げに成功(スプートニク・ショック)、
- アメリカ及びその連合国の間で情報や科学技術の漏洩を防ぐためのコンピュータ・ネットワーク整備の必要性
- 1962年キューバ危機の際、ソ連がアメリカを射程県内とする中距離弾道ミサイルを保持していることが判明、基地局間のネットワークを張り巡らす必要
- ARPANET(アーパネット)の誕生
- アーパネットを原型にしてINTERNET(インターネット)が誕生
今回の動画はインターネットの原点のお話でしたが、現在につながるインターネットの発展の歴史という面では以前紹介したこちらの動画(「インターネットの歴史」)の方がいいかもしれません。