先日オーストラリアで起こった山火事(Bushfire)でたくさんの人の命と生活が奪われただけでなく、多くの動物の命も奪われました。そんな中、燃え尽きた森林の中にいるのを消火活動中に発見され救助、大やけどを負いながらも消防団員にペットボトルの水を三本も飲み干したコアラの映像がYouTubeで話題となり大きなニュースになりました。
○オーストラリアの山火事で救出され水を飲み干すコアラの映像
うーん、オーストラリア英語は聴き取り難い・・・。
このメスのコアラはサムと名づけられサザンアッシュ野生動物保護センターに引き取られました。コアラは先住民の言葉で「水を飲まない」を意味するそうですが、ここまでがぶ飲みするとは余程喉が渇いていたんでしょう。
今回の山火事で300人近くの犠牲者が出たと見られているそうです。サムの救出の話題は現地の人々の希望の象徴だし、直接関係のない我々や外国人にとっても今回の未曾有の山火事に関心を抱くいい材料になったと思います。
オーストラリアでは近年の気候変動によって空気が乾燥し高温な天候が多いため、自然発火による山火事が社会問題化しています。しかし今回の山火事の原因は放火による可能性も高く、既に容疑者が二人浮かび上がっているそうです。もしそうだとしたら本当にひどすぎる。
最後に、このコアラの救出劇には続きがあって、サムは引き取り先の野生動物保護センターで同じく山火事から救助されたオスコアラのボブと仲良くなり、抱き合ったりするなど、熱々ぶりを披露しているそうです。見てる方までやけどになっちゃいそうです。
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・「コアラ愛の詩」が感動呼ぶ――オーストラリア森林火災を舞台に – ITmedia News