1976年アイルランドでの結成以来、22回のグラミー賞獲得、アルバムのトータルセールス1億7千万枚を誇る世界屈指のロックバンドU2がアメリカの人気トーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』に出演、”Top Ten Things U2 Has Learned Over The Years”を発表しました。
○ロックバンドU2がこの数年間で学習した事トップ10 – YouTube動画
U2のメンバーは、左(動画内の配置)からベースのアダム・クレイトン(Adam Clayton)、ボーカルのボノ(Bono)、ギターのジ・エッジ(The Edge)、ドラムのラリー・マレン・ジュニア(Larry Mullen, Jr.)です。さすが大人気のバンドだけあって会場は終始歓声で盛り上がっています。
ランキングトップ10を10位から順に見ていくと。
10位 ボノ “A lot of people think i’m the guy who sang with cher”「私は流行に合わせて歌ってる奴だと多くの人が思っている。」
ボノはかつてポップソングを嫌っていましたが、1990年代頃からポップも積極的に歌うようになったことを反映してるんだと思います。
9位 ジ・エッジ “I suck at ‘GUITAR HERO'”「僕はギターヒーローが下手糞だ」
ギターヒーローはアメリカで大ヒットし日本でも発売されている音楽ゲームシリーズ。ギターの形をしたコントローラを使うのだが、超絶テクニックを誇るギタリストであるジ・エッジが苦手というのはなんとも皮肉・・・。
8位 アダム・クレイトン “Dumb people send us videos all the time. They think we’re YouTube”「鈍い人たちにいつもビデオを送られる。奴らは私たちがYouTubeだと思っている。」
U2とYouTubeの発音が似てることをもじったジョーク。
7位 ラリー・マレン・ジュニア “Even my family asks, ‘Are you Adam or Larry?'”「家族にすらアダムなの?ラリーなの?と聞かれる」
ラリーとアダムはボノとジ・エッジに比べると目立たないから。
6位 ボノ “There’s always quite a stir at Applebee’s when they call ‘U2 — party of four'”「アップルビーズで『U2-4人組の』って呼ばれるといつもかなりどぎまぎする。」
アップルビーズはステーキやハンバーガーが中心のファミリーレストラン。
5位 ジ・エッジ “Cool name: The Edge. Uncool name: Sting”「クールな呼び名はジ・エッジで、クールじゃない呼び名はスティング。」
字幕ではむずがゆさを意味するTHE ITCHと書いてありジ・エッジもそう言うはずだたのでしょうが、本番ではstingと言ってます。彼がstingをどういう意味で使ったのか調べてもはっきりとは分かりませんでしたが、ジ・エッジが発言後やっちまった的な顔してるのと、観客やレターマンの大うけしてる様子を見ると、恐らく下ネタなんでしょう。元々「針」意味するstingだから男性器を意味するスラングなのかもしれません。
4位 アダム・クレイトン ”Melted cheese tastes good on practically everything.”「とろとろのチーズはほとんど全てのものに合う」
3位 ラリー・マレン・ジュニア “Sometimes when we shout ,’Are you ready to rock?!’, I don’t care if you’re ready to rock.”「時々『ロックの準備は出来てるかい?』と叫ぶ時、ロックの準備が出来てるかどうか私にはどうでもいい。」
ただの決まり文句なんでしょうね。
2位 U2メンバー全員 “It’s never too soon to start working on a phony Irish accent.”「そろそろでたらめのアイルランド訛りで仕事を始めてもいいかな」
役が難しい。もしかしたら全然違う意味かも・・。
1位 ボノ “Up close, You can totally see Letterman’s hairpiece”「間近で見ると、レターマンのかつらが完全に見えるよ。」
レターマンって本当にかつらをかぶっているのかな。
U2の4人は音楽的才能に非常に恵まれただけでなく、ユーモアのセンスもかなりあり魅力的な人だな~と思いました。レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマンが特にそうなんですが、アメリカではあアイロニカルな笑いが本当に好まれるんですよねー。