ソフトバンクの創業者で社長である孫正義氏が、2007年11月にマカオで開催された「モバイル・アジア会議」において、ソフトバンクのインターネットカンパニーとしての日本や中国、アジアにおけるモバイル・ブロードバンド戦略について語っています。孫正義社長の英語は非常に分かりやすくてすごく理解しやすいです。
○ソフトバンク孫正義社長の英語演説その1
○ソフトバンク孫正義社長の英語演説その2
孫正義氏は在日韓国人実業家の家庭に育ち、小さい頃から経営者としての素質を養う家庭環境が整っていたそうです。東大に多くの合格者を送り出す福岡の名門進学校である久留米大学附設高等学校に入学、夏休みに短期留学したアメリカの魅力にとりつかれ、高1の2月に高校をやめ渡米しました。その時母親は病気だったそうで孫さん自身相当な覚悟で渡米を決意したそうです。
ホーリー・ネームズ・カレッジの英語学校で日常英会話を身につけた後、9月にセラモンテ高等学校に編入しました。ほんの3週間で二度の飛び級をし、高卒認定試験合格にクリア、高校を退学しています。その後ホーリー・ネームズ・カレッジへの入学を経て、20歳の時にカリフォルニア大学バークレー校の経済学部に編入しました。
大学在学中は自動翻訳機を発明したり、日本で流行したインベーダーゲームをアメリカに輸入して3億円ほど稼いだそうです。留学期間中は寝る間も惜しんで凄まじい程の猛勉強をしてたそうです。卒業後は日本に戻り、福岡で現在のソフトバンクの元となる会社を起業しました。
グローバル企業として躍進しているソフトバンクグループの会長として、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏やアップルのスティーブ・ジョブズのように、世界の一流の経営者との交流や、外国人とのビジネスの機会も多く、現在も英語を話す機会はかなり多いと思います。
私は就職活動中の学生向けの孫正義さんのトークライブイベントに参加したことがありますが、優しそうな見た目からは想像できないくらい情熱にあふれた方で、トークも非常に面白く長時間釘付けになりました。孫社長の英語はジャパニーズイングリッシュな感じで、単語は簡単なものばかりだし、文法の間違いもあり、完璧な英語ではないですが、リズムも用語も非常に分かりやすく、孫さん自身の人柄や情熱、経営者としての力強さが日本語の時と同じように伝わってくる感じで、すごいなと思いました。