アメリカのプロ野球・メジャーリーグのシアトル・マリナーズに所属するイチローは、公式の記者会見やインタビューでは必ず通訳を介して発言するため、渡米してから10シーズン目の今でも英語を話してる場面は中々見られません。そのため日本でもアメリカでもまだ英語をしゃべれないのかと批判されることもありますが、実際にはチームメイトやファン等とは流暢な英語で会話しているそうです。
伝えたい事を正しい英語で誤解のないよう伝えるのが目的なようですが、完璧主義なイチローがアメリカで生活し英語を勉強してない訳ないと思うので、本当はかなりの実力なのではと思います。海外で活躍する日本人スポーツ選手が美しい英語で話すのは益々誇らしいし、現地で応援してくれているアメリカのファンのためにも、英語での本格的なスピーチやインタビューを聞いてみたいものです。
今回はYouTubeで見つけたイチローの珍しい英語動画を短いですが3本紹介したいと思います。
○イチローが好きな英語表現
インタビュアーの「イチロー選手が好きなアメリカの表現は?」(“What is your favorite American expression?”)の質問に対し、少し考え笑うイチロー。一定の間のあと、彼の口から飛び出したのは “August in Kansas City, is hotter than two rats in a fucking wool sock.”という下ネタ。本当は”two rats fucking in a wool sock.”という語順が正しく、全体で8月のカンザスシティはくそ暑いって意味のアメリカン・ジョークです。
○イチローがシアトル・マリナーズのCMに出演し英語コント
イチローが同僚のラウル・イバニエスとともに所属しているマリナーズのコマーシャルに出演、沢山のリクエストがあった万能な(versatile)バッターズボックスを通信販売するという内容のコントです。ホームランを打つことを考えているというラウルとシングルヒットを飛ばすことをいつも考えているイチローの頼もしさに観客が湧きますが、突如掃除機を宣伝しにきたおじさんが乱入、しらけるという感じです。演技してるイチローを見る機会は少ないので面白いです。
○イチローがサインボールを女の子にプレゼントするCM
こちらもイチローが出演したシアトル・マリナーズのCMの映像です。イチローの大ファンでイチローのサイン(autograph)が大好き、という手紙をくれた女の子のお家に向けて、サインを書いたボールを遠投するイチロー。メジャートップクラスの肩の強さとコントロールを誇るだけあってドンピシャで届いてます。