大豆がアマゾンの熱帯雨林の動植物だけでなく住民の生活も破壊


 世界的に有名な環境保護団体NGOのグリーンピース(Green Peace)が、アメリカやヨーロッパを拠点に置く巨大農業会社が資本力を武器にブラジルアマゾンの熱帯雨林を大規模に買占め、伐採・焼畑をし、大豆畑にしており、この国際的な大豆ブームに合わせた一時的な利益優先のモノカルチャー農業によって、現地住人の生活を脅かしていることを糾弾している動画です。


 とりわけ、住人には十分なお金を払わずに立ち退きを要求し、それでも立ち退かなかったら、家ごと焼いてしまったり、銃を向けたりするなど、衝撃的なエピソードが出てきます。

 ただ、近年日本の捕鯨船に対するテロ攻撃を行ったことでも話題になったグリーンピースは、エコ・テロリズムとも呼べる行き過ぎた抗議活動を行うことで有名なだけあって、この動画でもアメリカに本社がある農業関連会社のCargillの敷地に侵入したり、激しい抗議キャンペーンを行っちゃってます。

 ビデオの方も多少センセーショナルに描かれてるのかもしれませんが、関心の高い深刻な問題だと思うので、見てみて損はないです。日本は世界で3番目の大豆輸入国で、アマゾンの熱帯雨林を切り開いて生産された大豆も多く輸入してるはず。大豆イソフラボンとか納豆・味噌だけじゃなくて、家畜の飼料としても大量の大豆が使われてるわけで、企業を一概に批判できる立場ではないですね・・・。