中国での食用カメ需要の増加で多くのカメが絶滅の危機に瀕している


 中国では、長寿に寄与したり、出産時の痛みを和らげたり、あるいはガン細胞を撲滅するとまで考えられている、カメが所得水準の向上を背景に食用として世界中から集められ、大量に消費されています。希少種のカメも食用として市場に出回っているため、ペット用としての需要や環境破壊もあいまって、何とカメの4分の1もの種が絶滅の危機に瀕しているそうです。

 この英語ニュース動画では中国での物凄い亀需要と、アメリカのテネシー水族館で行われている絶滅危惧種のカメの養殖の様子を報じています。人類よりもはるかに早い2億年も昔から地球に生息してきたカメを、人類の手によってあっさり絶滅させてしまっているのは本当に悲しいです。


 Wikipediaによると、コロンブスらが活躍した大航海時代に、重要な食糧補給用に大西洋やインド洋のゾウガメが乱獲され、多くの種が絶滅したという記録もあるそうです。ちなみに日本でも古くからウミガメを食べる文化は存在しましたし、スッポンを食べることも稀ですがありますし、カメを使った薬もあります。