カラオケ発明者の井上大祐氏がBBCの人気番組に登場


 1971年にカラオケを発明し、ビジネスとして成功させたカラオケの父こと井上大佑(だいすけ)さんがイギリスBBCの日本のサブカルチャー紹介番組「Adam & Joe Go Tokyo」に出演し、バンドマンであったことがカラオケの発明につながったエピソードや、カラオケへの姿勢についてコメディアン、アダム・アンド・ジョー(Adam and Joe )と会話している動画です。KARAOKEは今や世界に誇る日本発祥の文化の一つです。


Adam and Joe go Tokyo – Karaoke with Daisuke Inoue (YouTube動画)

 アダム・アンド・ジョー(Adam and Joe )はイギリスの人気お笑いコンピで、彼らの番組「アダム&ジョー・ショー(Adam and Joe Show)」は絶大な人気を誇った。私は彼らのことあまり知らないけど、一見イギリス版タカアンドトシかと思ったけど、はるかに知的で上品な笑いを届ける感じ、なのかな・・・。彼らの落ち着いた感じの英語はとても聞き取りやすいなと思いました。
 古風なカラオケバー(Traditional Karaoke Bar)でド音痴なカラオケを披露しているアダム(Adam Buxton)に周囲がドンビキしてた場面は面白いですが、耳障りでした。一方、カラオケボックスで歌っている相方ジョー(Joe Cornish)は上手ですね。
 カラオケを最初に考案した人は根岸重一氏という説もあるそうですが、少なくともカラオケを「エイトジューク」というサービスで提供し、世に浸透させたのは井上大佑さんで間違いありません。動画内で語っているように井上大佑氏はカラオケの特許を申請しなかったのですが、もし申請していたら毎年100億円近くの特許権収入を得ていた可能性もあるそうです。また、井上さんは2004年には風変わりな発明をした人物に贈られるイグノーベル賞(Ig Nobel Prize)の平和賞を受賞しています。
 ちなみにイギリスでは防音設備の整ったカラオケBOXが少なく、酒場での音痴や酔っ払いの騒音が問題となってるため、カラオケが「重要だけど深いな発明品」の第一位になってるそうです。動画内のジョーのユニークな質問(1:15)もその事を皮肉ったのかもしれません。
 カラオケは英語でそのまんまKaraokeですが、「キャリオキ」のように発音しています。