東京大学入試二次試験の英語リスニング問題


 2月になりいよいよ本格的な受験シーズンの到来です。今回は東京大学の二次試験で課される英語のリスニング問題を音声・解答付きで紹介したいと思います。東大受験生はもちろん、一般の英語学習者にとってもそこそこ解き甲斐のある問題だと思うので是非チャレンジしてみて下さい。


 2009年度(つまり昨年度)の東大入試から英語リスニングの箇所を探してきました。
 東大英語では、リスニングが始まる前に一通り問題文と選択肢を目を通しておくのが基本なので、まずはこちらの問題用紙(from代ゼミのサイト)をご覧下さい。もちろん、TOEIC等ではそんな余裕ないので、自信がある人は音声を聴きながらで構いません。なお、下半分は読まれる英文のスクリプトなのでまだ見ないで下さい。
 以下の動画は去年の東大入試の英語リスニングで読まれた英語を再現したもののようです。私が受験したのはもっと昔ですが、本番もほぼこのくらいのスピードだったと思います。それでは、動画を再生し、上の問題用紙を見ながら(A)(B)(C)の3問を解いてみて下さい。
2009年度東京大学入試 英語リスニング問題(A)

2009年度東京大学入試 英語リスニング問題(B)

2009年度東京大学入試 英語リスニング問題(C)

 この問題の解答はこちらです。配点が分かりませんが、一般的な東大受験生の間では7割以上正解するのが目安だと思います。ちなみに、私は東大入試本番の数学で屈辱の0点を取ってしまった分、英語はかなり頑張りました。
 私が大学受験生だった頃は、英語の勉強中はBGMとして常にAFN(日本に駐留している米軍兵のために流されてるラジオ放送)を流し、東大リスニング対策としては各予備校の東大模試を受験したり、Z会や東大模試の過去問集を解いてました。といってもAFNは速すぎてほとんど聴き取れませんでしたが。それと、音読はとても重視してました。
 今では、『ドラゴン桜』で有名になった灘高校のキムタツ先生が書いた本でみっちり東大リスニング対策ができるようですね。東大のリスニング問題を集めた過去問集も発売されてるようで、本当に便利になったものだ。

灘高キムタツの東大英語リスニング (英語の超人になる!アルク学参シリーズ) 灘高キムタツの東大英語リスニング (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)
(2005/12/23)
木村 達哉

 このシリーズには、基礎編上級編もあります。
 こちらは東大の過去問集。東大の英語25カ年とこれをやれば東大英語対策はばっちり。というか必須。

東大の英語リスニング15カ年 [難関校過去問シリーズ] 東大の英語リスニング15カ年 [難関校過去問シリーズ]
(2008/08/02)
武知 千津子

 このシリーズには英語だけじゃなく本当にお世話になったなぁ・・・。
 ここ数年、雑学クイズブームの影響もあるのか『東大生の○○』系の本がたくさん出版されてて、高校生にとっては東大も目指しやすいものになったのかなぁと期待してるけど、果たしてどうなんでしょう。ちなみに、私のノートは昔からすごく汚かったです。⇔『東大合格生のノートはかならず美しい