ビートルズ元リーダー、ジョン・レノンの代表曲「イマジン(Imagine)」の動画、歌詞、カバー曲など


 1980年12月8日1人の偉大なミュージシャンが40歳という若さで殺害され、この世を去りました。彼の名はジョン・レノン(John Lennon)。イギリス出身の伝説的ロックバンド、ザ・ビートルズ(The Beatles)の元リーダーです。今年の12月8日は彼の28回目の命日。
 ビートルズとして、ソロとして数々の名曲を残してきたジョン・レノンですが、今回は彼が1971年にソロで発表され現在もなお世界中で愛され続けている名曲「イマジン(Imagine)」を題材に、PV動画のリスニングや、歌詞、日本語訳、著名人たちによるイマジン(Imagine)のカバー動画を見ていきたいと思います。


 まずは、ジョン・レノンのオリジナルのイマジン(Imagine)から取り上げます。
●動画に合わせて英語字幕と日本語訳が表示される動画共有サイト「yappr」にイマジン(Imagine)のPV動画があったので、早速視聴してみましょう。
多少意訳している箇所もありますがニュアンスは間違ってません。
ジョン・レノン「イマジン(Imagine)」英語・日本語字幕付き動画 – yappr.com
●イマジン(Imagine)の英語歌詞を全文通して読みたい人は以下のサイトで読むことが出来ます。
ジョン・レノン「イマジン(Imagine)」英語歌詞
●英文スクリプト・和訳の手助けはいらないって人はこちらの動画をどうぞ。こっちの方が高音質・高画質です。
ジョン・レノン「イマジン(Imagine)」動画 – YouTube

●歌詞の解説
 イマジン(Imagine)は1971年に発表されたジョン・レノンの代表曲で、反戦平和をテーマにしており今でも世界中で愛されている有名な曲です。
 ベトナム戦争という無意味な殺戮に対する全世界的な反戦ムードを反映し、宗教や国境、イデオロギーを巡る対立の馬鹿馬鹿しさ、世界平和を歌ってる曲だな~と感じました。
 イマジン(Imagine)の歌詞自体は簡単な英語で書かれているので意味の分かりにくい箇所は特にないと思います。possessions(所有物)とbrotherohood(兄弟愛)という概念が日本人には最初しっくりこないかもしれませんが、歌詞の意味を考えるうちに理解できるはずです。
 ”Nothing to kill or die for”というフレーズは、”No need for greed or hungry”の一節と同様、”No need to kill or die for anything”という表現を思い浮かべれば分かりやすいです。
 イマジン(Imagine)の歌詞の和訳の全文と解説は洋楽歌詞の和訳集さんで見る事が出来ます。
宗教的な面から見たイマジン(Imagine)
 さて、ジョン・レノンはイマジン(Imagine)で、天国や地獄、宗教がないことを想像するように投げかけていますが、こういった箇所、特に”no religion”のフレーズは熱心なキリスト教徒が多いアメリカ合衆国では嫌悪され、”no religion”が”a religion”に変えられることがあるそうです。
 一種のキリスト教批判とも思える彼の思想はイマジン(Imagine)の発表前にも伺え、例えば1966年イギリス紙のインタビューで彼は次のように語っています。有名な”キリスト発言“です。

【キリスト発言原文】“Christianity will go. It will vanish and shrink. … I don’t know what will go first, rock ‘n’ roll or Christianity. We’re more popular than Jesus now. Jesus was all right but his disciples were thick and ordinary. It’s them twisting it that ruins it for me.”
【日本語訳】キリスト教は消えてなくなるよ。衰退して消え去るよ。・・・ロックンロールとキリスト教、どっちが先になくなるかは分からない。僕らはいまやイエスよりも人気がある。イエスは正しかったさ。だけど弟子達がバカな凡人だった。僕に言わせれば、奴らがキリスト教を捻じ曲げて滅ぼしたんだよ。

 この発言はイギリス国内では大きな反響を呼ばなかったけど、後にアメリカやバチカン市国等では猛烈な批判を浴びアンチ・ビートルズ活動へと発展しました。
 後に彼はキリスト発言について謝罪をしています。
 このように危ない側面も持ったイマジン(Imagine)ですが、それでも世界中で受け入れられ、愛されているのは、すごいですね。こんなにピュアな歌詞で世界平和を訴える歌なんてないし、メロディーも歌声も美しすぎます。是非とも英語詞を暗記して歌えるようになりたいものです。
ジョン・レノン「イマジン(Imagine)」のカバー曲
 ちなみに、世界を代表するビッグアーティストたちの中にもイマジン(Imagine)に魅せられた人は多いようで、多くの海外の一流歌手によってイマジン(Imagine)はカバーされています。
そのいくつかを紹介したいと思います。
 世界中の様々な一流アーティストによってジョン・レノンのイマジン(Imagine)はカバーされてきましたが、その中でも最も心に残るカバーは、カナダ出身のロックミュージシャン、ニール・ヤング(Neil Young)が2001年の911同時多発テロの犠牲者追悼番組として世界中に放映された「America: A tribute to heroes」にて披露したイマジン(Imagine)だと思います。
テロによって国全体で愛国心が高まっていた当時のアメリカは、正義の実現という名の元にアフガニスタンへの報復戦争に突き進んでいた。そんな戦争ムードの中、ニール・ヤングは敢えて反戦平和ソングであるイマジン(Imagine)を歌ったのである。

 ブッシュ大統領政権下の当時、アメリカ合衆国世論の多数は戦争を推進するものだった。とはいえ、人々が本当に望んでいるのは争いではなく平和であると私は信じたいし、当時のアメリカの放送自粛曲イマジン(Imagine)を国民の大きな注目を浴びるチャリティーイベントで歌うというある種の暴挙にニール・ヤングが出たことは、実はアメリカ国民・世界の人々の心の声を代弁していたような気がする。
 そんな彼の歌声はとても感動的だったし、かっこよかった。
 
 イマジン(Imagine)にはニール・ヤング以外にも様々なトップアーティストによるカバーが存在します。そのいくつかを紹介したいと思います。
「イマジン(Imagine)」 – アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)によるカバー
 アヴリルの切ない歌声がかなりいいです。
「イマジン(Imagine)」 – マドンナ(Madonna)によるカバー
 アレンジのせいでオリジナルの幻想的な世界観が失われているような。
「イマジン(Imagine)」 – ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)によるカバー
 ジョン・ボン・ジョヴィ(Jon Bon Jovi)とリッチー・サンボラ(Richie Sambora)のハーモニーがとても綺麗です。 
●「イマジン(Imagine)」 – クイーン+ポール・ロジャース(Queen+Paul Rodgers)によるカバー
 ポール・ロジャース(緑のタンクトップ)の歌声がかっこいい。
また、海外だけでなく日本人トップアーティストもイマジン(Imagine)のカバーを披露しています。
●「イマジン(Imagine)」 – Mr.Children 桜井和寿によるカバー
 ミスチルの桜井さんの曲は好きですが、彼はいい意味でも悪い意味でも曲を自分の曲にしてしまう傾向がありますね(笑)
「イマジン(Imagine)」 – サザンオールスターズ 桑田佳祐によるカバー
 桑田さんがラジオ番組「音楽寅さん」の番組中に披露したイマジン(Imagine)です。こちらの方は本格的でいい味出してます。ニコニコ動画なので無料の会員登録をしてからご視聴して下さい。
番外編として。
「イマジン(Imagine)」 – ビル・クリントン元アメリカ大統領が照れながら熱唱
 クリントン元米大統領がイスラエル・アラブ各40人の子供たちをバックに、16歳のイスラエル人少女イマジン(Imagine)を歌っています。実は歌詞あんまり知らない?
●おわりに
 以上、ジョン・レノンと楽曲イマジン(Imagine)を題材に調べて書きましたが、実はジョン・レノンやビートルズ、洋楽全般についてはド素人です。なので、とんでもない間違いを書いてるかもしれません。その時はご指摘して下さると嬉しいです!
 英語リスニング力の上達には英文を聞くだけじゃなくて、実際に自分で英語を発してみるのも非常に大切です。洋楽を聴き、歌詞を暗記し、ミュージシャンになったつもりで歌ってみるのも実は英語学習に効果的だと思います。
 ジョン・レノンが夢見たような平和を目指し世界が一つになる時代は一体やってくるのでしょうか。