日本のポップカルチャーを紹介した海外のドキュメンタリー番組


 ドキュメンタリー専門のディスカバリーチャンネルで放送された日本のポップカルチャーを紹介する番組です。このブログでは過去に海外の日本紹介番組を多く取り上げてきましたが、今回の動画は内容の面では最高峰じゃないかなと思います。日本語字幕が付いてるので英語が苦手な方もどうぞご覧下さい。


 この番組では日本の10代~20代前半の様々な若者のライフスタイルにスポットを当て、日本のポップカルチャーの様相を紹介しています。この手の日本紹介番組では、日本文化の奇抜な面や海外でよく知られているけど日本では一般的ではない文化に焦点を当てすぎてるという問題がありがちですが(ジャパノラマなんかその典型)、この番組はよく工夫されていると思います。
 もちろん番組を面白くするためには外国人にとって特異な人間を取り上げるのは重要なのですが、ヲタクやゴスロリ、コスプレイヤー、といった日本人の中でも少数派な若者を取り上げる一方、キャリアウーマンや原宿・渋谷の普通の若者も取り上げてる場面が、偏りすぎてなくていいなと思います。
 おそらくこの番組では日本の若者はいくつかの系統に分類でき、順応性が高いが、それでいて個性的でいきいきしているというのを主張したかったんだと思います。登場する若者が礼儀正しくてしっかり意見を持ってる人が多くて好印象です。多くの日本紹介番組では変人ばかり登場して「おいおいこれじゃあ日本人がみんな変な奴ばかりだと思われちゃうよ・・・」ってのが多いですもんね。だからと言って極端に日本人を礼賛してる番組もうんざりしちゃう。
 それでは動画をご覧下さい。全部で5本あります。
日本のポップカルチャーを紹介した海外のドキュメンタリー番組 – YouTube





 海外の視点から日本を分析するのはとても有益ですね。動画の最後の言葉は締めくくりとして最高の言葉だったなと思いました。学校や職場で自分を表現しづらい現状があるからこそ、日本の「若者」は自由になれる時間に自分を強く表現して未来を切り開こうとしている。けじめのつけられる日本人ってやっぱいいよな!
 ゲームの背景をデザインしてる人がオタクの典型過ぎて面白かったです。そのくせオタクと呼ばれるのに抵抗を持ってるだなんて、この人かなり好きです。それと、BGMに使われてるのは、YUIと木村カエラ?それとも海外でも人気な土屋アンナかな?調べてないので分かりませんが、もし詳しい人いたら教えてください!!