コロラド気球少年騒動は自作自演だったらしい


 アメリカ・コロラド州に住む6歳の少年ファルコン・ヒーネ君がUFOの形をした気球に乗って自宅から飛んでいったとの通報を受け、大捜索が行われた気球少年騒動ですが、実は両親の仕組んだ自作自演だったことが明らかになりました。この事件はあらゆるメディアでリアルタイムに報道され、Googleの検索キーワードランキングでも上位を総なめする程、全米で話題になりました。そして、母親は何と日本人・・・。


 少年の両親はハリウッド俳優養成所で知り合った俳優志望のリチャード・ヒーネさんとマユミ・イイズカさんで、過去には三人の子供と共に人気リアリティー番組『Wife Swap』に出演するなど、メディアへの露出を望んでいたんでしょう。特に父親のリチャードさんは「私は宇宙人の子孫で、レストランのトイレで宇宙人と遭遇した事がある」という、鳩山夫人なみのビックリ発言を過去にしているそうです。普段は便利屋やアマチュア科学者をしているそうです。
 下の動画はヒーネ一家がABCのリアリティー番組『Wife Swap』(嫁交換って意味)に出演した際の映像です。UFO型の気球もしっかり映ってます(笑)

 10月15日、ファルコン君の兄弟が「ファルコンが気球に乗って飛んで行った」と証言し全米を巻き込む大々的な報道が始まりました。高度4000メートル辺りまで飛んだ気球を取材した結果、中に少年はいないことが判明、着陸後彼は自宅ガレージの屋根裏に隠れていたことが分かりました。
 次のニュース動画では気球が飛んでいる様子がよく分かります。この中に隠れているのだとしたら、落下してなかったとしても、ガスや寒さでかなりやばい事になっていたでしょうね。

 この気球少年の騒動は、飛行中、全米メディアでリアルタイムに報道された上、この事件関連のキーワードがGoogleの検索キーワードトップ40のうち34件を占め、気球少年関連のパロディー画像や動画が多数作られるなど、インターネットでも大変な話題になったそうです。日本のネットでいう祭り状態ですね。
 気球少年の無事が発覚した後、家族揃ってインタビューを受けました。そこで気球少年ファルコン君は「We did this for the show(僕たちはショーのためにこれをやったんだ)」と証言、これが全米メディアを騙した自作自演だった事が判明しちゃいました。子供は正直ですね。
 これがその時のインタビュー映像です。少年の”自供”後の両親の困惑具合が何ともいえません。

 この騒動は売名行為を目的とした悪質な悪戯として現在捜査されているそうです。子供に何事もなく無事だったのは良かったけど、子供の生死に関することがネタなだけにやりすぎた悪戯だと思います。とともに、こんな悪戯に翻弄されたアメリカのメディアも批判されてしかるべきですね。とはいえ、本当に気球に少年が乗っていて無事救出されたら奇跡の感動物語として映画化なりされるんでしょうが。
 それにしても、悪戯が確定したらお母さんは日本の恥ではないでしょうか・・・。